ましゅまろハート

四十路妄想主婦の、完全脳内完結型ラブコメお仕事日記です

思い込みにもほどがある話

派遣の構内作業現場で出会った年下のバイト責任者・土方さん(仮名)に、脳内完結型片想いをつづける、少女漫画脳の四十路主婦・ましゅまろ(私)

 

この後、思いもかけないアクシデントに見舞われることになるのですが…

 

その前に、現時点での私の立ち位置と職場環境について、書き留めておかせていただきます

 

所属する部署は、某スーパーマーケットの物流倉庫の農産(野菜・果物)部門

 

冷蔵倉庫内の作業のため、夏でも服装は長袖・長ズボン・厚手ジャケット・軍手、+冬はマフラー・保温インナー・貼るカイロなどの完全装備

また、食品を扱うこともあり、長髪の人が髪を束ねるのと、全員のキャップ・マスクの着用は必須

 

つまり、身体のパーツで露出しているのは目の周辺のみ

人間の実年齢が最も表れるというデコルテや手の甲も、もちろん顔の大半の部分も、隠れた状態

 

すべてを取っ払って、職場とはまったく関係のない場所で同僚とすれ違ったとしても、正直気づく自信はない

仕事帰りにキャップとヘアゴムを取って控え室で遭遇しただけでも、初見では「誰かと思った!!」というレベル

 

互いの年齢など、話題に出ない限りは知る由もありません

 

特に私や源(げん)さん(仮名)は派遣バイトなので、派遣会社から職場に履歴書は届いているとは思いますが、正社員の近藤さん(仮名)以外がその情報を目にする機会は皆無でしょう

 

ある日偶然、激安食料品店のプラかご仕分け部門に所属する、歌丸さん・円楽さん(仮名)の紳士コンビと、当バイト以外の本業の話になったとき

 

「本業は主婦で、子どもはいませんが、高校生くらいの子どもがいてもおかしくないような年齢です」

ということをお伝えしました

 

特に隠すことではないし、そりゃ聞かれなければ年齢なんて言いたくはないですが

「脳内設定大学生ヒロイン」をリアルでまで押し通すような、イタい人間ではありません

 

あくまで妄想は妄想、現実は現実

既婚者であり、そもそも職場の王子に片想いしていいような身分ではありません

 

年齢も婚歴も、「聞かれれば」言う。

職務内容に影響でもしない限り、このご時世、それで十分だと思っています

 

源さんとも同じような世間話をしたことがあり、既婚者でアラフォー以上の年齢であることはお伝えしています

 

ただ、そのときに三人から異口同音で返ってきた台詞が……

 

「え!!?? 学生かと思ってた!!!」

 

………、………。

 

??????????

 

「え?」は私のほうですわ……

せいぜいアラサーくらいならまだしも、学生?

 

自慢でも何でもありません。心からショックです

40半ばにもなって、大人としての人生経験が、見てくれの老化以外に何ひとつ現れていないんだな…と

 

私は子育てをしたことがなく、就職して結婚して仕事をやめて20代で専業主婦になり、いくつかのバイト経験はあるものの、そのままストレートでこの歳まで来てしまったダメ人間なので

年齢相応の落ち着きや人生経験が身についていないのは自業自得であり、猛省しています

 

でも、第三者からはっきり言われてしまうと、心底落ち込む…

まぁ、本当に、自分のせいなんですが…

 

で。皆さんとのそんな会話の流れの中で

私の推し王子・土方さんの情報として、「独身で、歳はアラフォーくらいじゃない?」という噂に遭遇

 

………え!!?? 独身は予想どおりだけど、アラサーくらいかと思ってた!!!

思ったほど年下でもないのでは!?

 

…私も十分、下世話な話題が好きな失礼な人間かも知れません

 

何はともあれ、私としては自分が

■既婚者であること

■アラフォー以上の年齢であること

の2点は、職場の皆さんにとうに知れ渡っているものと認識していました

 

ですが、その勝手な思い込みが、後日の予想外のアクシデントの始まりになろうとは…

 

このときはまだ、予想だにしていなかったのでした

 

(次回につづきます)

農産新撰組

派遣で入っていた冷蔵物流倉庫現場で出会った、バイト責任者の土方さん(仮名)は

少女漫画大好き妄想主婦(四十路)の心をわしづかみにする、優しい笑顔のイケボ王子

妄想だけならだれも傷つかない!

完全脳内完結型片想い「スノードームの恋」がスタートしたのだった…

 

翌週、平常どおりのスケジュールに戻り、元の曜日にバイトの予約を入れた私

 

激安食料品店のプラかご仕分け現場へと向かう途中、上履きから安全靴へと履き替える靴箱の前にて、いつものイケボでつぶやく土方さん

 

「ましゅまろさん(私)、女性だからプラかご重くて大変でしょ? 先週と同じ曜日に予約入れてくれたら、毎週あのバラ仕分けの仕事できるからね」

 

ねぇ、天然なの? まさかすべて計算ずくなのか?

それでも嬉しい…「女性」だってさ…。若い独身の方が四十路の主婦に使う言葉なのだろうか?

いや、私の脳内では大学生ヒロイン設定なんだけどさ…

 

翌週以降、プライベートの予定をリセットし、万障繰り合わせて新たな曜日にバイトの予約を入れました

チョロすぎますね…

いいんだ、妄想は自由だから…

 

前回も書いたとおり、農産は重い箱野菜を豪快にカゴ車(コンテナ)に積み込んでいく、男性バイトさんメインの力仕事の現場です

数回入らせていただき、改めてメンバーを見てみると、本当に女は私ひとり

 

噂によれば、別の曜日に入られている女性の方がおふたりいらっしゃるそうで

いつかお会いできる機会があるといいなぁ、と期待が膨らみます

 

スーパーマーケット(日配/農産)・激安食料品店・コンビニの各部署には、それぞれ正社員の責任者さんがいらして

スーパーの農産担当は、近藤さん(仮名)という男性の方らしい

 

週休2日でちょうど私の入っている曜日が休日に当たるため、数ヶ月お世話になりながら未だに一度もお目にかかったことがない始末

早めにご挨拶ができればと願う日々でした

 

季節は移り、9月初頭

退勤間近に、土方さんから呼び止められる

 

「ましゅまろさん、毎週この曜日に固定で入る気はありませんか?」

 

私は農産にスポット(一日単発)バイトとして入っていたのですが

曜日固定で雇っていただけるようになれば、都度予約を入れずに済むし、収入も安定。願ったり叶ったりです

 

「嬉しいです、ぜひお願いします!」

 

翌週、近藤さんから連絡が行ったらしく派遣会社から確認の電話が来て、晴れて10月から週一固定になりました

 

同じ派遣会社から週5固定で入っている、源(げん)さん(仮名)というベテランバイトさんがいらして

ラストの構内の掃き掃除を毎週一緒にやらせていただいていたので、いろいろと相談に乗っていただくことができました

 

源さんは、最近お孫さんが七五三(3歳)を迎えたという、いぶし銀・体育会系の60代男性

日勤のご本業があり、農産は副業だそうです

 

夜勤バイトのため、男性の皆さんはほぼ全員が日勤のご本業をお持ちです

 

職場に推し王子もいて、出来の悪い私でも少しずつ仕事に慣れ

すべてが順調に進んでいると思われた、その矢先……

 

私の頭のネジを数本吹っ飛ばすような、思いもかけないアクシデントが起こったのでした

(次回につづきます)

スノードーム

夜勤初心者の私の前に突如降臨した、イケボのバイト責任者・土方さん(仮名)

初対面時の推定年齢はアラサー。私より十歳は若い計算(注釈:その後、盛大な勘違いであることが判明)

前回の強烈なエピソードのため、妄想主婦の脳内で完全に少女漫画の王子様キャラとして認定されてしまう…

 

翌週、たまたまいつもの曜日に別の予定が入ってしまったため、違う曜日にバイトの予約を入れたところ

控え室まで迎えに来てくれた土方さんからの意外な言葉

 

「ましゅまろさんには、今日はうちの農産に入ってもらいます」

 

なんと、3社入っている会社のうち、初めてスーパーマーケットの部署での作業になりました

「農産」と「日配」の部門があり、野菜や果物が農産、それ以外の食料品が日配の扱いになるようです

 

日配のカゴ車(コンテナ)のトラック積み込みが21:00前後で終了するため、入れ替わりで夜勤の農産が業務開始する流れ

 

1便・2便・3便と、パレットに載せられた野菜が時間を空けて次々搬入されてくるので

各店舗の指定の数量ずつに仕分けしてカゴ車に積み込んでいき

ルートごとの配送ドライバーさんに引き渡すまでが、農産の仕事です

 

基本的に野菜は箱やイフコン(折り畳み式のプラかご)に入った状態で搬入されるため

重たい荷物を豪快に積み込んでいく、男性バイトさんメインの力仕事の部署なのですが

 

箱に入りきらない端数の野菜、通称「バラ」を仕分けするのが、非力な私の担当

その他にも、柔らかかったり破損しやすいイチゴやセリ、セロリなども、バラの扱いになります

 

後々わかってきたのですが、入荷される野菜は日々変化していき

季節の行事前になると大量入荷される野菜(かぼちゃ、ゆず、七草セットなど)もあり

四季の移ろいが感じられて風流です

 

日勤でお弁当の仕分けをさせていただいたことがあったので、初めてにしては慌てずに済んだかも? と、ホッと一息

 

すべてのカゴ車の引き渡しが終わり、ベテランバイトさん方は人手の足りない他部署のヘルプへと散っていき、私は構内の掃き掃除

掃除は普段はふたり体制なので、よほど他部署が忙しかったと思われます

 

と、ひとり残された私の様子を見に、土方さんが来てくれました

いつものイケボで「お疲れさまです」と声をかけられ、思わず顔がニヤける妄想主婦(四十路)

 

所狭しと並んでいたカゴ車も捌け、7月でも肌寒いがらんとした構内

私の目の前で立ち止まった土方さん

 

「今日、人が足りなくて大変だったんだけど、ましゅまろさんみたいなできる人が来てくれて本当に助かりました。ありがとね!」

 

思えばそのとき初めて、土方さんのお顔をしっかり見た気がする(失礼すぎる)

とにかく美声の印象が強かったので

 

満面の、優しい笑顔

 

うわぁ……この人、マジで王子様みたい……

 

妄想ヒロインの私が、恋に落ちた瞬間

完全脳内完結しか許されない、立場も実年齢も吹っ飛ばした、想像上だけの片想い

 

叶わなくていい。触れ合う必要なんて絶対にない

ただ、心だけがギュッと締め付けられるような

真夏なのに真冬みたいな冷蔵倉庫の中で生まれた、清らかな気持ち……

 

大切に育てていきたいと思った

 

閉ざされたスノードームの、空想上の白銀の世界の中で。

イケボ王子降臨!

初めてその現場で働いた日のことは、正直あまりよく覚えていません

久しぶり過ぎる労働だったため余裕がなかったのだと思います

 

当初は日勤を希望していたため、13:00~22:00(休憩1時間)の8時間勤務

自宅から徒歩圏内だったので、派遣会社のほうでも大いに勧めてくれました

 

スーパーマーケット・激安食料品店・コンビニの、大手3社が入る冷蔵物流倉庫で

初日はコンビニのお弁当やパンの仕分け作業をやらせてもらいました

 

3社の現場組織はそれぞれ横で繋がっていて、人が足りない部署に別部署からスライドでヘルプに入る方々もいるようでした

日付が変わる前に退勤できるので、若いギャルママさんのような雰囲気の女性バイトさんが多かった気がします

 

ヘトヘトになって帰宅すると、家の鍵を忘れて締め出されていた夫に玄関先で遭遇

今後は鍵を持ち歩く習慣をつけるようにと爆笑して家に入りました

 

その後、同じ現場で夜勤(21:00~6:00)の募集もあることを知り、4度目辺りで初挑戦

深夜手当がつくためお給料がいいのはもちろんですが、夜型人間の自分には願ってもない勤務形態

 

夜勤の初仕事は、激安食料品店のプラスチックかごの仕分け作業でした

メーカーからの商品の入荷の際、社名の入ったプラかごに入れられた状態で届くわけですが

そのかごを再びメーカーごとに仕分け直し、パレットやカゴ車(コンテナ)に整然と積み上げていくのがその部署の仕事です

 

歌丸さん・円楽さん(仮名)というベテランの男性バイトさん方がいて、娘のように親切に教えていただきました

 

夜勤も数回目になったある日、現場に思わぬ人の姿が…

 

スーパーマーケットの農産部門の、男性のアルバイトの責任者さんですが、こちらの激安食料品店の責任者も兼ねているようで

いつも始業時間に控え室に迎えに来て、当日の配属先へ連れていってくださいます

 

仕事自体はご一緒したことがなかったので正直お顔もお名前もよく覚えておらず

「声優さんみたいな高音のイケボの人だなー」というアニヲタ的な印象しか持っていなかったのですが

 

その方が歌丸さんへ、開口一番

 

責任者(イケボ)「ちょっと ましゅまろさん(私)借りていくね」

歌丸さん「え、貸さないよ? ←冗談」

私「!!!???」

 

その瞬間、私の脳裏によみがえる、数日前に読んだ少女漫画のエピソード…

 

なぜか突然学校一のイケメン王子に興味を持たれてしまった、大学生のヒロイン

ある日、キャンパスのカフェテラスで繰り広げられるガールズトーク

女友達A「あんたあの王子と付き合ってるわけ!?」

女友達B「説明しなさいよ!」

ヒロイン「別に付き合ってなんかないけど…」

そこへ颯爽と現れる噂の王子

王子「話の途中でごめん。ちょっとこの子借りていくね」

女友達A「借りていくってことは、あとで返してくれるんですか?」

王子「さぁ、それはどうかな?(王子スマイル&ウィンク)」

ヒロインを連れ去っていく王子

女友達A・B「きゃ~~~~!!!(大興奮)」

 

これ、まさにあのシーンじゃないの!!!!!!

 

妄想大暴走状態で責任者さんの背中を追いながら、脳内で叫ぶ私

 

(王子!!! 結婚して!!!!!)

 

…もはや妄想の中では大学生ヒロインと化しているため、現実の自分自身(四十路主婦)はどこかへ消えてしまった模様…

 

後ほどやっと覚えたのですが、責任者さんのお名前は土方(ひじかた)さん(仮名)でした

一緒に農産のカゴ車の片づけをやらせていただきました

たぶん初めてゆっくりお話した機会だったと思う…

 

 

土方王子のエピソード、次回へつづきます

動き出す運命

2023年6月。実に十年ぶり以上に、アルバイトを始めることにしました

 

そもそものきっかけは…自分の恥を晒すようでいたたまれないのですが、その前年(2022)の夫の不貞の発覚

休日出勤やコロナ禍の在宅勤務期間中の出社日と偽って、マッチングアプリで知り合った女性とデートしていたようです

 

若い頃から夫の周囲に女性たちの影があることには気づいていて

長期出張中に仕事の接待で覚えたキャバクラに通っていることも知っていました

 

それでも頭ごなしに問い詰める気にはなれなかったのは、その原因が私自身にあるのが明白だったから

 

もともと夜の生活が好きではなく、実母との不仲もあり子どもを持つことに興味がなかったので

夫の心が離れていっても仕方ない、むしろ夫の人生を狂わせたのは私のほうだと今でも思い、反省しています

 

でも、今まさに夫が他の女性と過ごしていると知りながら、家で一人で待つ時間は辛かった

今すぐ夫ではない誰かに抱いてもらわなければ気が狂いそうだった

 

夫の趣味に便乗して買ったマウンテンバイクで毎日海沿いの道を走り回り、半年で約15kgの減量に成功

マッチングアプリに登録し、初めて夫ではない男性たちと体の関係を持ちました

 

初めて知る世界は新鮮で、楽しかった

専業主婦の名を借りた引きこもりを長くつづけていたので、見知らぬ人と会話するだけでも心が躍った

 

でも、その楽しさも徐々に薄れ、体型を維持する努力にも嫌気がさしてきた

 

そんなとき、故郷で年に一度開かれる高校時代の友人たちとの女子会に参加

アニメ好きの同志である友人からとある人気作品を紹介され

ちょうど劇場版が公開中だったため観にいってみたら、あまりの面白さに沼へダイブ

 

マッチングアプリの男性たちとは一切連絡を絶ち、友人と時を忘れてLINEで推し語りの毎日

もちろん彼女に夫や自分の不貞のことは話していませんが

女友達とは本当にありがたいものだと思いました

 

推しができればグッズがほしくなる

でも専業主婦の自分に自由になる貯金はほとんどない……

働こう!!!!!!(即決)

 

同時に、どうなるかわからない老後のためにも…

 

そして、冒頭のとおり十年以上ぶりに、派遣会社の門を叩くことになったわけです

 

結婚前の社会人時代も含めサービス業以外での勤務経験がなかったため、何か新しいことをやってみたいと思い

構内作業(倉庫内作業)のバイトにエントリー

 

初めてスポット(単発)で派遣された現場こそが…

 

私の運命を大きく変えていくことになる、その物流倉庫でした

ストーリーの舞台と登場人物紹介

当ブログの舞台となるバイト先の職場と、主な登場人物について書き留めておきます

後々ストーリー内でも詳しく紹介していくため、あくまで自分用メモです

 

ガチヲタ少女漫画脳の私の妄想が多分に含まれるため、実在の会社や人物とは一切の関係はございません

 

【職場】

自宅近所の冷蔵物流倉庫。同じ構内に大手3社が入っています

■某スーパーマーケットの日配・農産部門

■某激安食料品店の仕入れ用プラスチックかごの保管・仕分け部門

■某コンビニのお弁当・パン部門

 

私が所属しているのは、スーパーマーケットの農産部門(夜勤8h勤務)

大型トラックで搬入されてくる野菜を店舗ごとに指定の数量ずつ仕分けし、カゴ車(コンテナ)に積み込んでいく仕事です

積み終えられたコンテナは各配送ルートのトラックに引き取られ、実店舗へと運ばれていきます

 

 

【主な登場人物】

責任者の社員さんひとり以外は全員アルバイトですが、ほとんどの方が日勤の本業を持っており、夜勤の農産は副業です

 

改めまして、実在の人物とは一切関係はございません

 

■ましゅまろ(40代半ば)

 私。本業は主婦。農産には派遣アルバイトとして週2で入っている。夫と猫の3人暮らし。

 

■近藤さん(50代)

 農産の責任者の社員さん。「もし当部署が新撰組だったら?」という私の妄想キャスティングのため、近藤勇にちなんでこの名前に。温厚で優しく、「現場で一度も怒ったことがない」という噂。

 

■土方さん(アラフォー)

 私の直属の上司。近藤さんが休みの週2の曜日の現場責任者。優しく紳士的で王子様のような雰囲気だが、仕事モードに入ると鬼の副長と化す。

 

■沖田さん(30代)

 準責任者。土方さんからの信任が厚く、弟のような存在。3児の父で、新人やスポットバイトさんへの褒め方にパパみがある。

 

■源(げん)さん(60代後半)

 私と同じ派遣会社から来ているベテランバイトさん。固定週5勤務。いぶし銀的な性格で、本気なのか冗談なのかわからないコミュニケーションの取り方で新人を翻弄する。新撰組井上源三郎のイメージ。

 

■斎藤さん(40代後半)

 私と同じ派遣会社所属。固定ではなくスポットバイトの週5勤務。寡黙だが仕事がバリバリできるクール系職人タイプ。新撰組斎藤一のイメージ。

 

■拓海(たくみ)くん(20代)

 農産内で飛び抜けて若い、癒し系メガネ男子。趣味は車とサバゲ―で、ハンドルやエアガンを手にした瞬間に性格が豹変する。

 

■みかんさん(50代)

 私以外唯一の農産の女性バイトさん。面倒見がよく優しいお姉さん。家が八百屋のため野菜や果物の扱いに精通している。

 

歌丸さん(70代)

 同じ構内の別会社のプラかご仕分け部門所属。昭和の酔っ払いのようなノリのかわいいおじさま。

 

■円楽さん(60代後半)

 プラかご仕分け部門所属。歌丸さんとはマブダチで、いつも歌丸さんを「もう歳だ」「今にも死にそうだ」とからかっている腹黒紳士。

 

 

以上、長くなりましたが、簡単な背景紹介でした

 

次回、具体的なお仕事ストーリー開幕です!

自分のこと・当ブログのこと

はてブロを始めるにあたって、まずは自己紹介と当ブログの趣旨について書き残しておこうと思います

あくまで自分用メモのつもりなので、お目汚しになりますが、ご容赦ください

 

名前は「ましゅまろ」といいます

40代主婦、関東地方の海際在住

夫と猫との3人暮らし。結婚生活は約20年、猫は18歳。子どもはいません

 

長いこと専業主婦をしていましたが、好きなアニメへの推し活と老後の貯えのため、昨年(2023)夏頃に派遣会社に登録、単発(スポット)のアルバイトを開始

 

自宅近所の某スーパーマーケットの物流倉庫の現場に入らせていただくことが増え、縁あって、派遣の形態は変わらないまま、週2固定で勤務させていただけることになりました

 

夜勤かつ力仕事のため男性従業員が多く、同じ部署で女性は私含めふたりのみ

 

もともと人間関係が得意ではないので、男性ばかりならそれほどがっつりとした付き合い方をせずに済みそうだと一安心…したのはよいのですが

 

元来のオタク気質・妄想癖・少女漫画&ティーンズハート脳が災いし、脳内は毎週お花畑状態

「当部署を新撰組に例えたら?」「あのふたり(男性同士)、やけに仲がいいけど、もしや…」「今期のドラマのツンデレ王子があの人に見える!」

等々、勝手なキャスティング妄想を展開し、ニヤニヤが止まらない始末

(※もちろん仕事はまじめにやっています)

 

そんな中、図らずも、リアルでまで心ときめくアクシデント(あくまで勘違いの事故未遂のようなもの)が発生したり…

 

当ブログは、そんな四十路妄想主婦の【完全脳内完結型】ラブコメお仕事ストーリーです

 

大前提として、自分の脳内ですべてが完結しているため、職場で不貞をはたらく気は皆無であり、あくまで個人の妄想であることを断言しておきます

 

結婚していても、小説やドラマのラブストーリーは大好きですし

せめて心の中でくらいはヒロインやドラマのキャスティング担当になって、日々の生活のスパイスや原動力にできたらなぁ、と

 

そんな私の備忘録

よろしければ、お付き合いいただけますと幸いです